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現在相場考察

青文字盤はなんと600万円以上、15300ST.OO.1220ST.02

2021年8月13日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年8月の安値と2021年8月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は333万円の値上がりだった。

ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.02についての考察(2021年8月)

2021年になって、値動きがそれまで以上に活発化しているロイヤルオーク。その勢いは、前例を見ないほど凄いといえ、気づいたら価格帯が変わっているという状態が続いているといえます。

そういった値動きに該当するロイヤルオークが、3針や2針、クロノグラフといったオーソドックスなモデルです。

そして、そういったものの中で最も「高い」傾向があるのが、「青文字盤」だといえます。

近頃といえば、ロイヤルオークに限らず青文字盤人気とても高い状態ですが、このロイヤルオークこそ元祖「青文字盤がメイン」という存在です。

また、10年ぐらい前からロイヤルオークの青文字盤は「ブティック限定」となったようで、それが影響してか、特に15300世代以降のモデルについては、数年前の段階から青文字盤相場が高かった傾向があります。

そんな15300STは、近頃その中古相場が400万円以上という水準に到達しているわけですが、2017年頃まで140万円台程度(白文字盤)といった価格で購入可能だったことを考慮すると「ずいぶん高くなった」といえます。

では、同じ15300STでも「青文字盤」の相場はどうなっているのでしょう。

現在、15300ST系で最も安いのは、白文字盤、15300ST.OO.1220ST.01の約428万円という価格であります。

それに対して、黒文字盤の15300ST.OO.1220ST.03は約467万円15300世代では、白文字盤よりも黒文字盤のほうが40万円ほど高い傾向があるようです。

そして、そして青文字盤の水準についてですが、なんとこれは618万円という水準。白が約428万円、黒が約467万円ときたら、いくら高くても500万円台かと思いきや、青文字盤はなんと600万円以上という水準に到達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.02 ブルー メンズ AUDEMARS PIGUET (中古)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年8月
の安値
2021年8月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15300ST.OO.1220ST.02
中古 1年
0ヶ月
¥2,850,000 ¥6,180,000 3,330,000 216.84%

なお、この青文字盤の15300ST.OO.1220ST.02、今では618万円という水準に達していますが、ちょうど1年前の段階では、285万円という価格で購入可能だったのです。

1年前といえば、すでにロイヤルオークが高くなっているという時期ですし、以前から15300の青文字盤は他文字盤と比べて「高い」という傾向があったため、今となっては1年前が「そんなもんだったのか」と思ってしまいます。

実際、この1年での値動きは『333万円の値上がり』であるわけですから、1年前の本体価格を変動額が上回るという状況であるのです。

ロイヤルオークは、ちょうど1年前、すなわち2020年夏頃から値動きがさらに活発化したという経緯がありますが、この15300ST.OO.1220ST.02の「1年で333万円の上昇」という今回の値動きも、そういったことを強く感じられる事例だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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