腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

60万円台になった、デイトジャスト16234青文字盤ローマン

この「約25万円の上昇」という値動きは、2016年の本体価格に近いぐらいの変動だといえるかと思います。

リーマンショック後⇒アベノミクスというような出来事があった場合、こういった変化は「特筆すべき」とはなりませんが、すでに高いといわれていた2018年から2021年にかけて、このようなことが5桁デイトジャストに起こったのは「凄い」ということになると思います。

実際、5桁のデイトジャストは、スポーツモデルでもなく、現行でも、ヴィンテージモデルでもないわけで、現在、「人気要素」や「レア要素」などが見出しづらい存在だといえます。

そうであるがゆえに、これまでそれほど目立った値動きとはなっていなかったわけで、特に16233のシャンパン文字盤はそういった傾向が強くありました。

しかし、今年2021年という年は、そういったハンディがあるといえる存在も上昇するという様子になっているわけです。

16234青文字盤は、16233シャンパン文字盤と比べるとそこまでのハンディがある存在ではありませんが、それでも今回のように「3年3ヶ月で25万円ほどの上昇」という値動きは、凄いといえる変動だといえるかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -