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約13年ぶりの100万円以上という水準、ミルガウス黒文字盤116400GV

このように、116400GVには今、大きな出来事が起こっているといえる状態なのですが、その一方で、かつての116400GVらしい「特異さ」はない様子であります。

現在の中古水準は、100万円台となったため「すごい」という感覚であるものの、その価格序列は他のスポーツ系と比べて相対的に高くありません。

ただ、116400GVが特異な値動きをみせなくなってから、すでに1年以上の時間が経過しているわけで、もはやそういった現象は起こらないのかもしれません。

それでも、『2007年はデイトナ以上、2008年には大暴落、アベノミクス以降も値動きしない』という116400GVには、何らかのドラマを期待してまうわけですが、116400GVの中古相場がリーマンショック前水準を超えるということがもしも起きたならば、その時はすごいドラマだといえそうな気がします。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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