お知らせ
斉藤由貴生は、本を2冊執筆中のため、しばらくの間、短い文章でお伝えさせていただきます。新刊1冊目は、2021年12月20日。2冊目は、早ければ2022年1月に発売される予定です。
2017年に電撃的に復活した「赤シード」、126600。
デビュー時は、「幻」の要素が復活したということによって、相対的に高い立ち位置だったものの、その後は“それほど値動きしない”という状況が続いていました。
「電撃復活」といったモデルが、こういった現象になるのは、これが初めてではなく、2007年に同じく「電撃復活」としてシリーズ復活を果たしたミルガウス(特に116400GV黒)も同じようなこととなっていました。
ただ、今やミルガウスは、かつてよりも値動きするようになっており、特に116400の白文字盤と黒文字盤は、2007年時点の新品実勢価格超えという様子となっています。
その一方で、こちらの126600は、ミルガウスよりも10年新しいということもあってか、未だ“それほど値動きしない”という様子が続いている状況。
とはいうものの、現在相場には、やや異変が起きているといえる部分もあります。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2021年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
シードゥエラー 126600 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,617,000 | ¥1,683,000 | 66,000 | 104.08% |
この126600は、デビュー年の新品実勢価格が約164万円(2017年11月)でしたが、その後の中古ボトム価格がそれを抜かすという状況には至っていませんでした。
中古水準として、これまで最も高かったといえるのが、2018年8月の約161万円。それ以降は、150万円台に下落し、最も安価だった2020年4月には130万円台となっていたのです。
ただ、今年10月になると、126600は160万円台に上昇。2018年8月以来の160万円台だったといえます。
そして、それから2ヶ月後の今、この126600は、約168万円という状況。これは、160万円台という範囲内に収まるものの、2017年11月の新品実勢価格を上回っているのです。
これまで126600を追ってきましたが、「かつての新品実勢価格よりも、後の中古が高い」となるのは初めてのことであります。
なお、この126600、この記事の個体以外は、すでに170万円台となっているため、やはり勢いが感じられる状況だといえるでしょう。

