腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

700万円以上になった、オーバーシーズ4500V/110A-B128

2021年に4500V/110A-B128は、400万円以上⇒500万円以上となったわけですが、500万円というステージになってから2ヶ月で、600万円台を通り越して700万円以上となってしまっているわけです。

オーバーシーズが活発に値動きするようになってから、1年近くが経ったため、現行青文字盤がこのような値動きをするのは、「ものすごく驚くわけではない」と思われるかもしれません。

実際、ノーチラスロイヤルオークなどの値動きを見ると、数ヶ月で100万円単位の値動きという事例は珍しくないわけですから、それらのライバルといえるオーバーシーズが、このような値動きになるのは違和感がないことともいえます。

しかしながら、オーバーシーズが活発に値動きするようになったのは、2021年。逆にいうと、2020年までは今ほどの値動きをしていなかったわけです。

そういった意味では、この4500V/110A-B128700万円以上という水準に達したという現在の様子は、ものすごいことだといえると思います。

実際、4500V/110A-B128の2020年以前の水準は、2019年6月が約205万円、2020年12月が約293万円でした。

ちなみに、ロイヤルオークの場合、青文字盤よりも安価な15400STの銀文字盤、15400ST.OO.1220ST.02を例としても、2019年7月時点で278万円がボトム価格だったわけです。

そういったことを考慮すると、なんだかこの4500V/110A-B128は、ずいぶん出生したかのように、大きな変化を遂げたと感じます。

斉藤由貴生 新しい著書のご案内

資産価値が上がる腕時計の賢い選び方
2021/12/20
192ページ

データでわかる腕時計投資の正解
2022/1/26
333ページ

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -