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660万円台だが、サブマリーナ116618GLB

昨年3月時点において、116618GLB427万円という状況でしたが、現在では約662万円。この1年での値動きは、約239万円の上昇ということになります。

2022年になってから、多くのモデルにおいて派手な上昇が目立っているため、このような値動きであるものの、他と比べた場合、特別すごい値動きをしているわけではないということもできます。

この116618GLBと比較するにあたり、最も気になるモデルといえば、GMTマスター2116718LN緑文字盤だといえますが、あちらは現在800万円以上になっている様子です。

2021年2月、3月といった時期においては、116718LN緑文字盤が約467万円だったのに対し、サブマリーナ116618GLBは、427万円。その時点でも緑文字盤のほうが高かったものの、その差は40万円程度だったのです。

また、2017年12月に至っては、緑文字盤が約272万円だったのに対し、この116618GLB約339万円。2017年時点では116618GLBのほうが高かったわけですが、2019年上半期までそういった状況だったといえます。

2017年、2019年上半期といえば、目立った上昇トレンドがあった時期でありますが、そういった時期に評価が高かったこの116618GLBは、現在でも同じような評価となっているかと思いきや、実はそうではないのです。

つまり、この116618GLBは、他のYGロレックス並みの値動きをしているものの、価格序列を見ると、緑文字盤と大きく逆転。以前ほど、凄く強い評価がされているとはいえない状況だといえます。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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