この2ヶ月間の値動きは792万円の上昇。凄まじい値動きであるわけですが、こういった値動きも、最近は『珍しくない』とすらいえてしまうため、特に「驚く」というわけでもありません。
なお、この2530万円という116506Aには、別の意味での「驚く」に値する視点が存在。
それは何かというと、ノーチラス相場との関係です。
この116506Aは、“プラチナ”、“バケットダイヤ”、“デイトナ”という組み合わせだけあって、基本的に5711/1A-010よりも高い相場となっています。
また、1000万円以上となったタイミングも、116506Aが2020年8月なのに対し、5711/1A-010は2021年2月になってから。5711/1Aの「1000万円以上」というタイミングは、116506のほう(Aではない)と同じであります。
それが、現在水準を見てみるとこの116506Aよりも、5711/1A-010のほうが高いわけです。
116506Aは、『2ヶ月で792万円の上昇』という凄まじい値動きをしたものの、実は「ノーチラス5711/1A-010と価格序列が逆転してしまった」という側面がある状況となっているのです。
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