定価は400万円以上。それが100万円以下。一見お得にも感じますが、去年から10万円以上値下がり傾向で、今後もどうなるかはわかりません。
元はそれだけ高価な時計だけあって、90年代のブルガリブルガリとしてはかなり綺麗な状態です。
この時計、今となっては小さく見えることや、ダイヤぎっしり仕様のため、女性用かとおもいきや、これは立派な男性用。
というのもBB33DGGという型番が表す33、当時33mmはブルガリのドレス系モデルの男性用サイズだからです。
今となっては10万円以下で売っていることも珍しくないブルガリブルガリのブレスレットタイプ。
なんとなく「ありがたみ」が失われているようですが、こういう仕様があるということは、同じく10万円台で売られている元の定価も10万円ほどのブランドとの差を見せつけていると思います。
ちなみに、裏蓋に刻印されるBVLGARIの文字間が詰まっているので、90年代前半以前のモデルだと思われます。
また、この手のダイヤぎっしりモデルにブルガリはクオーツを使う傾向。
2針のクオーツという、時計としての機能をあえて全面に出さないというのがブルガリの宝飾モデルの特徴です。
同じく、高級ブルガリブルガリのプラチナモデルはステンレスとの差がほぼわからないぐらいシンプルですが、裏スケの機械式仕様。
当時のブルガリには、なかなか分かりやすい時計ブランディング哲学があったのです。
なお、ダイヤ文字盤仕様はロレックスやパネライだとものすごく高いですが、ブルガリの場合100万円を切る価格。
しかも、去年と比べて10万円以上も値下がりしています。
これ、時計というより宝石に近い感じのモデルなため、時計ファンのツボからはかなり外れているでしょう。
しかし、これは紛れも無くブルガリの歴史に残るモデル。
コレクションとして、この時計が入る予知は普通無いでしょうが、考えられるとするならば、ジェラルドジェンタファンの方が、ノーチラスやロイヤルオークとともに、ブルガリブルガリコレクションをしているならば、かなり重要な1本です。
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