見た目の格好良さといい、マニュファクチュールのコンプリケーションといった中身といい、この142.8.92は抜かり無いモデルだと思いますが、そうであるにも関わらず、これまであまり相場が変わらなかったわけです。
今回、ようやく142.8.92は、50万円台⇒80万円台という変化を見せたわけですが、値動きするのが遅かった結果、これでもまだ、2000年代に142.8.92よりも安価だった5桁ロレックス水準には届きません。
30万円単位の上昇といった値動きは、142.8.92の相場を長期にわたって追っている筆者としても「前代未聞」なほど“すごい”と感じる反面、まだ他と比べると相対的に高くないという側面が142.8.92にはあります。そういった意味でも、今後142.8.92がどういった評価になっていくか興味深いと感じます。
斉藤由貴生 新しい著書のご案内
資産価値が上がる腕時計の賢い選び方 2021/12/20 192ページ
|
|
データでわかる腕時計投資の正解 2022/1/26 333ページ |
|