しかもステンレスブレスレット装着仕様!
この手の時計って、まずステンレス製が少なく、でもって革ベルトが多数派。
確かに革ベルトのほうが人気のある仕様ですが、夏でも使えるブレスレットはかなり便利。
この手のブレスレット仕様が少ないだけに、多くの時計をコレクションする人なら「夏用時計」という位置づけでも良いかもしれません。
ちなみに、パテックフィリップ5085/1Aのような7連ブレスレットは、最近ロレックスのような3連ブレスレットへと形状が変わりました。
どちらが好みかは分かれるとこでしょうが、7連ブレスレットのほうがこの手の時計としてのイメージが強いと思います。
そして、このパノグラフ、そういう使い勝手や見た目の良さだけでなく、クロノグラフの中身がコレまたすごい。
レトログラードで表現された非常に珍しいクロノグラフでありながら、フライバック機能も搭載。
でもって自社製の手巻きときたら、もう文句はないでしょう。
しかも、裏スケ仕様ですから、グラスヒュッテならではの美しいムーブメントを思う存分見ることが出来ます。
いかにも複雑!というこの機械、パテックフィリップだったら200万円ぐらいしても品薄状態で手に入りづらい時計となりそう。
美しい配置のパワーリザーブが特徴的なパノリザーブも良い時計ですが、それと見た目がそっくりなパノグラフは実はクロノグラフモデル。
つまり、パテックフィリップでいうとプチコンプリケーションとグランドコンプリケーションほどの差がある両者。
しかし、両者の価格差は約30万円ほど。
時にはほとんど似たような価格で売られています。
パノリザーブも素晴らしい時計だけに値上がりが期待できる内容ですが、こっちはもっとすごい。
値上がりは需要に左右されるので、時計の内容がいくら素晴らしくてもそれが値上がりに直結するとは限りません。
しかし、これだけ素晴らしい内容の時計、知っている人が世界中でもっと多くなれば、需要は一気に上るでしょう。
そうなったとき、これだけ凝った内容の時計がどれだけ供給できるのか、その数は限られていると思います。そして需要>供給となったときこの時計の真の価値が分かることでしょう。
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