この79160というモデルは、クロノタイムの中でも『高い方』であり、わかりやすい特徴としては、ロレックスマークがついた竜頭が採用されています。
以前の記事でもお伝えしたように、クロノタイムは、ロレックスに近い要素があればあるほど高く、逆にロレックスと遠ざかる要素を持つモデルは安価という傾向があります。
そして、まさにロレックスそのもののパーツが与えられている、この79160のような”高い方”のモデルは2018年時点では、高いだけあって値動きが派手という印象でした。
しかしながら、現在水準を見てみると、2018年からほぼ変わっていないという状況。
この4年で、相場が変わった腕時計は多々あるわけですが、クロノタイムのような存在が”変わらない”というのは意外だといえます。
まして、チュードルは、「チューダー」という正式名称が与えられ、2018年10月から日本への正規輸入が開始。4年前と今とでは、知名度も異なりますし、ラジオ番組等などでの宣伝にも力が入れられています。
そういった意味で、この4年という間には、“人気モデルの相場上昇”と“チューダーの知名度向上”という2つの出来事があるわけですから、2018年水準と同程度というこの79160はお得感がとても強いように感じます。
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