5960/1A-001の約870万円という現在水準は、デビュー時の注目度からすると「これぐらい評価されて不思議ではない」といった感覚になるわけですが、なぜ、2021年ぐらいまで、あまり高い評価となっていなかったのかが気になります。
ちなみに、この5960/1A-001の約870万円という水準は、“どのぐらい凄い”のかというと、なんと5960P-001と同水準程度といった状態であるのです。
いくらステンレスが人気とはいえ、パテックフィリップのプラチナモデルには特別感があるため、プラチナ相場はSSより上というのが通例といえます。
しかし、現在5960/1A-001のボトム価格が約870万円であるのに対し、5960P-001のそれは約785万円。ただ、5960P-001の2番目に安価な個体は約883万円であるため、5960/1A-001は“プラチナモデルと同水準”といったところだといえます。
プラチナと同水準といった状態の5960/1A-001は今、かなり高い評価を受けているといえるでしょう。
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