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現在相場考察

一気に100万円以上という水準にまで到達、タンクバスキュラントW1011358

2022年10月4日更新
カルティエのW1011358について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年3月の安値と2022年10月の安値を比較し現在相場を考察。この3年7ヶ月での変動は108万2851円の値上がりだった。

タンク バスキュラント (手巻き) W1011358についての考察(2022年10月)

カルティエタンクには、様々な種類がありますが、最も高いのはタンクアメリカンという印象です。

タンクアメリカンは、K18かプラチナのみのラインナップ。すなわちタンクの上級モデルであるわけですが、そういったこともあり中古相場は他のタンクよりも明らかに高い立ち位置となっています。

そして、このタンクバスキュラントもまた、タンクアメリカンかそれ以上の中古相場。現在の相場だけを見ると、「WGモデルだから高い」というように思ってしまうところですが、実はこれSSモデルであります。

更に凄いのは、2019年3月時点での中古相場が約24万円だったという点。実はこのバスキュラント、こういった評価となったのはここ最近のことなのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年3月
の安値
2022年10月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
タンク
バスキュラント
(手巻き)
W1011358
中古 3年
7ヶ月
¥248,149 ¥1,331,000 1,082,851 536.37%

このバスキュラントW1011358は、2020年頃まで20万円前後といった中古相場だったわけですが、今年になると一気に100万円以上という水準にまで到達したのです。

こういった「凄まじい伸び」は、カルティエではあまり例がなく、かなり珍しい値動きだといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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