そして、『2018年よりも2023年水準のほうが安い』ということは、黒文字盤でも変わらず。
2018年8月に16550黒文字盤は、約132万円となっていましたが現在水準は約127万円といったところ。
黒文字盤のほうが、白文字盤よりも「値下がりが弱い」ものの、いずれも2018年水準と比べて下落していることに違いありません。
現在の相場といえば、値下がりという印象がありますが、そうはいっても2018年水準と比べると「ずいぶん高い」というモデルは多数派だといえます。
そういった意味で、16550は今、かなりなお得感がある状態だといえます。
ではなぜ、この16550が、2018年をピークにあまり評価されていないのかというと、その答えは、他のモデルへの注目度が高まった結果、目立たなくなったというところだと思います。
16550は以前から「高い」というイメージがあるわけですが、他が高くなった一方でおいて置かれてしまった結果、いまのような状況になっているのだと思います。
筆者としては、16550にネガティブ要素を感じることがないため、今の状態は、シンプルにお得というように感じます。
80年代ヴィンテージは、分かりづらい値動きをしたり、そのキャラクターが謎めいた点がありますが、注意して見ていれば、この16550のような「お得モデル」があるのです。
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