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現在相場考察

1年前水準を下回る、デイトナ16520白文字盤

2023年2月5日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年1月の安値と2023年2月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は14万9920円の値下がりだった。

デイトナ 白文字盤 16520についての考察(2023年2月)

デイトナ16520の白文字盤を前回お伝えしたのは、2022年1月。その頃といえば、“多くのモデルが急上昇”という傾向となっていましたが、この白文字盤も「3ヶ月で約50万円の上昇」という値動きをしていました。

しかし、現在水準は約360万円となっており、2022年1月水準を15万円程下回っている状態です。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年1月
の安値
2023年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
16520
中古 1年
1ヶ月
¥3,750,000 ¥3,600,080 -149,920 96.00%

2022年といえば、『年始に急上昇⇒その後下落』という値動きがありましたが、“下落”といっても、本格的な値下がりではなく、急上昇した分の一部が失われるといった感覚がありました。

そのため、2022年の値下がりは、「下落」というよりも「落ち着いた」という印象になっていたわけですが、それが近頃では「はっきりとした下落」に変わってきているように思います。

実際、相場全体の様子を見ても、これまでは「ー」といった線をグラフが描いていたわけですが、今年1月中旬からは右肩下がりといった状態になっています。

また、総合分析機能を使って16520を分析してみても、『2022年⇒2023年ではっきりとした下落状態』となっているわけです。

2022年以降、「下落状態」をお伝えする場合、「数ヶ月前と比べていくらの下落」といったことが多かったわけですが、2023年になり、1年前と比べても「値下がり状態」という状態に変化しました。

相場全体が上昇傾向だったのは2022年の3月頃までですから、それから1年後の今、値下がりとなるのは当たり前といえば当たり前です。

ただそれを分かっていても、こういった16520の状態を見ると、これまで以上に「値下がり」というインパクトを強く感じられるようになったと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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