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最も近代的な仕様のGMTマスター(1)、ロレックス16700(後期ダブルロック)

ということで、機能的にはGMTマスター2のほうが優位かつ、見た目も似ているためGMTマスターを選ぶ強い理由はない模様。

しかし、単に「GMT-MASTER」とだけ書かれているこのモデル、なんとなくかっこいいと思います。

まして、1999年に製造終了となれば、ダブルロック+ルミノバの“近代的な”仕様はなおさら希少

ということで、これ、なかなかツボ要素満載の時計だと思います。

ちなみに、相場に関してはGMTマスター2ほぼ変わらない模様です。

GMTマスターといったら青赤ベゼルが象徴的な印象で、現在高値なのも青赤ベゼル

本来、GMTマスター2は赤黒ベゼルが専用色だったため青赤の採用は無かったのですが、その後追加されました。

よって、GMTマスターのみ赤黒ベゼルが無いというのがわかりやすい違いだと思います。

また、文字盤にダイヤがついた“SG”モデルなどもGMTマスター2に多い模様。

ダブルロック以降のGMTマスター(無印)は基本的にステンレスのみのモデルという印象です。

現在、GMTマスターといえば世界的に非常に人気のあるモデル。

初代の6542や4桁リファレンス時代のモノが高いのはもちろんのこと、最も安いモノでも50万円台後半という感じです。

そして、この無印GMTマスターはその本流であり、その最も最終に近いダブルロック+ルミノバ仕様の青赤ベゼルは、歴史を踏まえても、その希少性からもなかなかツボなモデルだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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