2014年に電撃デビューした“グラデーション文字盤”採用のスポーツモデル、シードゥエラーディープシーDブルー文字盤。
デビュー当初から、2016年頃まではヨットマスター2の116680とともに「現行SSスポーツモデルの中で1番高い」という座に位置していましたが、2018年頃からは「相対的に高くない」という位置に変化しています。
116660のDブルー文字盤がそうなってしまったのは、2021年頃まで150万円前後という水準が続いてしまったからでしょう。
もちろん、全く値動きしなかったわけではないのですが、結果的に116660のDブルー文字盤は、150万円前後という範疇に収まっていたといえます。
その間、他の人気スポーツモデルは「値上がり」していたため、このDブルー文字盤はおいていかれてしまったといえます。
そんな116660のDブルー文字盤でありますが、2022年には久々の変化という様子を見せ、3月に190万円台、4月には200万円以上に達していました。
では、現在水準はどうなっているかというと約181万円という様子。昨年4月水準に対して約25万円の値下がりとなっている状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年4月 の安値 |
2023年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー ディープシー Dブルー文字盤 116660 |
中古 | 0年 10ヶ月 |
¥2,068,000 | ¥1,815,000 | -253,000 | 87.77% |
2022年にこの116660のDブルー文字盤は、「久々の派手な上昇」となったわけですが、それから今にかけての下落幅は、他のスポーツモデルと比べると“弱い”という状態になっています。
他のスポーツモデルの場合、2022年春に急上昇した分が失われて、現在では急上昇前水準よりも安価という様子がみられるほど。
それに対して、この116660 Dブルー文字盤は、それほど下落幅が強くありません。
116660は、気づけば2つ前のモデルになっており、Dブルー文字盤はこれのほかに126660と136660が存在。以前では、Dブルーといえば、116660を指したわけですが、現在では「Dブルー文字盤」の相場を見ようと思ったら、116660、126660、136660という、3つのリファレンスを見なければいけないのが複雑だと感じます。