少なくとも2017年頃まで最も安価なデイトジャストという中古相場だったオイスタークォーツ。
当時のデイトジャストは、5桁世代のボトム価格が30万円台だったわけですが、型番不明といった“古くてマニアック”なデイトジャストは20万円以下という相場でした。
そして、そういった“マニアック枠”の相場の中に、このオイスタークォーツもいたわけです。
しかし、2019年6月この17000が約37万円という水準に上昇。長らく「別枠」という相場に位置したオイスタークォーツが、通常の機械式5桁と同じ評価に変わったのです。
その後、5桁デイトジャストは上昇。かつては「いつでも30万円台」という印象だった16234や16233が、2021年には50万円台後半という水準に変化しました。
そのタイミングでも、オイスタークォーツは機械式と同様に上昇。この17000の2021年10月水準は約59万円となっていたのです。
ですから、オイスタークォーツは、かつては「機械式よりも安価」という評価だった一方、2019年からは「機械式と同等」という評価に変わったといえます。
そんなオイスタークォーツでありますが、現在水準はどうなっているかというと約79万円(ABランク以上のボトム価格)という状態。
なんと現在水準は、「機械式よりも高値」という評価にまで達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
|
|
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2023年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイトジャスト 銀文字盤バー 17000 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥599,500 | ¥797,800 | 198,300 | 133.08% |
かつては、「機械式よりも安価」という状態だったオイスタークォーツ。それが、ついに「機械式よりも高値」という変化を遂げたわけです。
これを見て、筆者はかつてのノーチラスを思い出したわけですが、オイスタークォーツのような特徴ある安価モデルは、このように化ける可能性があるといえます。