このモデルのようにイエローゴールドだと通常モデルとの差がはっきりと出てレア感をハッキリと感じることができると思います。
しかしアップストリームという存在自体がマニアックなため、街中でステンレスのほうをしている人すら見かけることはありません。
よってこの金無垢バージョンの場合、レアという概念を通り越して、だれとも共有することのできない孤立感すら感じてしまいそうな存在。
というかコレが売られている当時、なぜ金無垢のアップストリームを選んだのかが一つの謎です。
当時金無垢が欲しければ、ポロがあったので、そっちを買うという選択なるのが普通なはず。
という当時のすみ分けはかなり分かりやすいブランディングだったと思います。
しかも角形の金無垢モデルが欲しければ、カジュアルなアップストリームでなくともプロトコールがありました。
よって、カジュアルなモデルが欲しければステンレスのアップストリームとなり、金無垢であればポロかプロトコールとなるはずです。
でもって、ピアジェ自体がかなりマニアックなため、ポロやプロトコールに限らず最も普及しているアップストリームでもそんなに流通しているとはいえないでしょう。
ですから、金無垢のアップストリームが今中古で売られているということがかなりレア。
これだけマニアックな時計が今売っている自体がびっくりなのです。
このモデル、ピアジェをコレクションする場合にはかなり欲しい1本となるでしょう。
今の感覚でいうと、アクアノートの5065/1Jのような感じ。
最近、ピアジェはステンレスを推すようになってきましたが、やはりピアジェは金無垢が良いですね。
金無垢しかない中に、例外としてカジュアルモデルのアップストリーム(ステンレス)が存在するというラインナップは、ブルガリ「アルミニウム」のようなカジュアルプレミアムな感じがしてかなり良かったですが、最近のピアジェはポロでもステンレスやらチタンやらを多々採用しているため、かつての良さが失われているようにも思います。
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