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2023年9月19日更新

阿部泰治のパテック論 ~第176回~ 限定モデル登場!『カラトラバ パイロットウォッチ』 「Ref.5522A-001」をご紹介!

これまで、ドバイ(2012)、ミュンヘン(2013)、ロンドン(2015)、ニューヨーク(2017)、シンガポール(2019)、東京(2023)と、計6回開催されている【パテックフィリップ】のビッグイベント『ウォッチアート・グランド・エキシビション』ですが、開催の度に新作モデルが発表され、話題を集めていますね。

そして今回はなんと!!2017年のニューヨーク開催時に発表された、人気の限定モデルが入荷しましたので、そちらをご紹介したいと思います!国内の二次流通市場で見かけたのも、これまでに数本しかなく、最近では海外オークションでの出品で見かけたという程、希少なモデルとなっていますので、途中退出は厳禁!で、ぜひとも最後までご覧ください!

【目次】
◆ 「Ref.5522A-001」 『カラトラバ パイロットウォッチ
◆ まとめ

「Ref.5522A-001」
カラトラバ パイロットウォッチ

大きめな42mmのケース径にSS(ステンレススチール)を素材に採用し、武骨な印象で登場した『カラトラバ パイロットウォッチ』「Ref.5522A-001」。

冒頭でお話ししたように、2017年の『ウォッチアート・グランド・エキシビション ニューヨーク』にて600本限定モデルとして発表され、未だに高い人気を誇っています。こちらの文字盤デザインは、ジュネーブの”パテックフィリップ ミュージアム”にあるパイロットウォッチ『アヴィエーター』を基に制作されており、オリジナルの雰囲気は残しつつも、すっきりと洗練された印象へブラッシュアップされています。

ここで、同じ系譜を辿る『カラトラバ』のパイロットウォッチ「Ref.5524R-001」が当店に在庫しておりますので、見比べながらそちらもご紹介していきましょう。


*左:「Ref.5522A-001」、右:「Ref.5524R-001

18KRG(ローズゴールド)ケース×ブラウン・ソレイユ文字盤の組み合わせで、2015年に登場した『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524R-001」。

文字盤3時位置(HOME)、9時位置(LOCAL)の昼夜を識別する表示窓や、タイムゾーンを調整するプッシュボタンがケース9時側に配されており、出発地と現地の時間を確認することが出来ます。アラビアインデックスの書体や大きさは、「Ref.5522A-001」とほぼ同じ仕様になっておりますが、現地の日付表示が6時位置に配されているため、インデックスが”−”の表記になっています。


*下:「Ref.5522A-001」、上:「Ref.5524R-001

ケース径は42mmと、どちらも同じ仕様になっていますが、ケース厚が「Ref.5524R-001」は約10.8mm、「Ref.5524R-001」は9mmと異なっています。僅か2mmの差ではありますが、着用時の印象が大きく変わり、「Ref.5524R-001」はケースサイドのプッシュボタンとも相まって非常にインパクトがあります。

華やかな18KRG(ローズゴールド)素材のケースに、ブラウンの文字盤と革ベルトを備え、クラシカルな雰囲気漂う魅力的な個体。商品ページのリンクも付けておきますので、気になった方はぜひ一度ご覧になってみてください。

商品ページはこちら

類似したモデルと比較してみると、それぞれの魅力がより分かりやすく見えたのではないでしょうか。ということで、ここからは「Ref.5522A-001」のご紹介に話を戻します。

前述の通り、ケース径は42mm、ケース厚は9mmで、素材もSS(ステンレススチール)を採用しておりますので、着用時のストレスは一切無く、どんなシーンでも気兼ねなくご利用いただけます。

スケルトンバックから鑑賞可能な美しいムーブメント「Cal.324」は、約45時間のパワーリザーブを誇ります。『ウォッチアート・グランド・エキシビション』にて発表されたことを意味する”PATEK PHLIPPE NEY YORK 2017″の刻印が裏蓋に入り、特別感も漂っていますね。

保証書日付は2019年1月。付属品は完備で、状態も非常に良好です。更には、純正のカーフベルトが2本(ショートサイズ、ノーマルサイズ)付属しており、どちらも非常にキレイな状態です。※ショートサイズのカーフベルトには、純正の尾錠も付いております。

使用によるスレ、小キズこそございますが、ポリッシュ無しと思われる魅力的なコンディションの個体です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SS(ステンレススチール)素材を使用したシンプルなデザインで、洗練された印象を持つこちらは、次にいつ入荷出来るか分からない程の希少モデルとなっています。検討されている方は、迷うことなくご購入されることをオススメいたします!

また、そろそろ『ウォッチアート・グランド・エキシビション 東京』で発表された限定モデルの次なる入荷も期待したいですね。もちろん、入荷した際にはいち早くパテック論にてご紹介いたします!

残暑の厳しい日が続いておりますが、体調には十分お気を付けて、当店まで遊びに来ていただけたら幸いです!

ではまた!

●この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。

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