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割高と感じてもモトをとるぐらい値上がりしている印象、ロレックスグリーンサブ(緑サブ)16610LV

この16610LNはグリーンサブの初代モデルで、現在では文字盤までが緑の新型116610LVにモデルチェンジされていますが、年式によっては6桁リファレンスの新型より高いのがこの5桁リファレンスの初代モデルなのです。

これ、年式によって細かい仕様違いがあり、特に初期に出たモデルは人気が高い模様です。

通常、スポーツロレックスの場合、初期モデルより新しいモデルのほうが人気があるのが普通。特にルーレット仕様となったM番以降のモデルはそれ以前より高い傾向なのですが、グリーンサブの場合、最も高いのは2004年に出た初期モデル。

前ページの76万円という個体は比較的新しいものですが、それより2004年のモノはだいぶ高い相場です。

通称、ファット4、ビッグスイスと呼ばれる仕様のF番品が最も価値があるとされるグリーンサブのレアモデル。

また、同じグリーンサブでも、ベゼルの緑色が

  • 通常の緑
  • ライムグリーン

と2種類存在し、そういう細かい仕様違いがこの16610LVの高値を支える要因となっています。

デイトナなどにも共通しますが、こういう細かい仕様違いの存在は非常に面白く、価値が付きやすい傾向です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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