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2023年10月25日更新

今や70万円近い水準、スポーツクロノCH35G

この時代のブルガリの型番は、“文字盤色”、“機械タイプ”、“ストラップの種類”がまとめられています。

特に、このCH35GのようなK18モデルでストラップ違いがある場合、革ベルトとブレスレットでは大きな価格差があるため、相場を確認する最は注意が必要。また、同じ革ベルトでもクォーツと自動巻とでは相場が10万円単位で異なるため、こちらも要確認であります。

記事では長年、“白文字盤、クォーツ、革ベルト”CH35Gを取り上げていますが、こういった条件でも今や70万円近い水準という状態。

このCH35Gは、リーマンショック後に24万円程度という価格帯で売られていたことがあり、その際筆者は、「もっと高くなる」と思ったのですが、結局アベノミクス後になっても30万円台という価格帯から長らく変わることがなかったのです。

2008年当時、サブマリーナの16613(青)を買った筆者でありますが、それを買った後、「このCH35G(白文字盤、クォーツ、革)を買ったほうが良かったかも」と思ったことがあります。

ただその後(2015年頃時点)は、「サブマリーナを選択して正解だった」と回想していました。

ちなみに、その2015年時点で16613(青)は約69万円という状態。当時、30万円台前半という状態だったCH35Gに対して「ほぼ相場が変わらない」と思った筆者ですが、2023年の今となっては、2015年の16613相場にまでCH35Gが追いついたのです。筆者としては、とても感慨深い気持ちになっています。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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