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2024年1月26日更新

阿部泰治のパテック論 ~第194回~ 2022年新作!『カラトラバ』「Ref.5226G-001」をご紹介!!

さて本日は、【パテックフィリップ】の定番モデルであり、当店でも数多く取り扱ってきた『カラトラバ』から、”待望の初入荷”となった人気モデルをご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
◆ 「Ref.5226G-001」 『カラトラバ』18KWG
◆ まとめ

「Ref.5226G-001
カラトラバ』18KWG

18KWG(ホワイトゴールド)ケースに、特徴的なテクスチャード ラック アントラサイト文字盤を搭載して、2022年に発表された「Ref.5226G-001」。

美しく流れるようなケースと、ラグが一体となったフォルムは継承しつつも、従来のクラシカルなデザインから一変して、モダンな雰囲気を落とし込み、カジュアルスタイルにもピッタリな一本となっています。

先ず目に飛び込んでくるのは、今回新しく採用されたテクスチャード ラック アントラサイト文字盤。ざらついた様子で、思わず触りたくなってしまうその質感は、従来の【パテックフィリップ】では見掛けることの無かった新しい試みなのではないでしょうか。さらに、中央部から外周部にかけてグラデーション掛かっていることや、注射器を連想させるシリンジ型の針、アラビア数字が組み合わさっていることで、表情豊かな仕上がりとなっています。

ちなみに、2022年の新作として『アニュアルカレンダー トラベルタイム』「Ref.5326G-001」も同様の文字盤仕様で発売されていますが、シンプルなこちらのモデルの方が、より表情が伝わってくるように思えます。

ベゼル装飾として採用されることの多かった”クルー・ド・パリ”が、ケースサイドに施されていますが、従来では『グランドコンプリケーション』などの”超絶モデル”にしか採用されていなかったため、その点を考えると、【パテックフィリップ】のこちらのモデルに対する思い入れや、熱量を感じますね。

サファイアクリスタルのスケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメント「Cal.26-330 S C」は、2019年以降に製造された『ノーチラス』「Ref.5711」にも搭載されており、ハック機能(秒針ストップ)や、日付変更禁止時間帯が無くなったことで、利便性がグッと増しています。

ヌバック仕上げの純正ベージュカーフスキンベルトは、ほぼ使用感がない見事な状態を有しており、付属しているハンドステッチのエンボス加工が施されたファブリック柄のブラックカーフスキンベルトは未使用となっています。付け替えすることで、クラシックとモダン。その両方の雰囲気を味わえるのもオススメなポイントです。

保証書日付は2023年12月。保管・試着時に付いたと思われる微細なスレがケースに、ベルト交換時に付いたと思われるキズがラグ裏にございますが、着用感の少ない美品です。付属品も完品となっておりますので、お探しの方には特にオススメです。

気になる販売価格は、、、

と言いたかったのですが、本コラム掲載直前に販売へと至ってしまいました、、、年初から申し訳ございません!!!

一点お伝えするとしたら、2024年1月時点の国内希望小売価格は、6,072,000円(税込)となっておりますが、当店ではそれを下回る価格を設定しておりましたので、非常に魅力的であったかと思います。

年初から魅力的な商品を是非とも皆さまにご紹介したい!と思ったのですが、やはり2022年の新作モデルということもあってか、注目度は非常に高かったようです。お探しだった方は、次回の入荷をお待ちいただければと思います!

まとめ

当店待望の初入荷となった2022年新作モデルの『カラトラバ』「Ref.5226G-001」をご紹介いたしましたが、その目新しいデザインは【パテックフィリップ】ならではのセンスと技術力が光った魅力的な一本だったかと思います。実際に時計を見た当店スタッフからも”カッコ良い!!”との言葉が飛び交っていた程ですので、お探しだった方にも、そうでなかった方にも、是非オススメしたい一本でした。

2024年も魅力的な商品や、みなさまにとって有益な情報を少しでも多くお伝えしていければと思いますので、次回のパテック論を楽しみにお待ちください。

ではまた!

●この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。

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