とう強い要素を持っているこの時計ですが、前ページのように安いときは100万円台前半で売られていました。
それが、今となっては約250万円という相場まで上昇。
値上がりした額は、実に110万円以上です。
しかしこれ、すごい値上がり額であることに違いはないのですが、2011年の相場でも2016年の相場でも、実はステンレスモデルと金無垢モデルとの間に価格差があまりないのです。
100万円台前半と安い時期でも、現在相場でも、ステンレスと金無垢の価格差は高くても40万円ほど。
ちなみに、現在の金無垢3800の最安値(楽天)は228万円ですが、ステンレス3800は約214万円。この例を対象として比較すると、ステンレスと金無垢の価格差はたったの14万円です。
ブレスレットまで金無垢ですから、金の含有量が多いのにもかかわらず14万円の差。
しかも、パテックフィリップというとても強いブランドであるのにもかかわらず、です。
例えばロレックスのサブマリーナであれば、ステンレス(16610)と金無垢(16618)の現在相場における価格差は約128万円。
ロレックスだと128万円出さないと金無垢モデルが買えないのにパテックフィリップだと14万円多く出せば金無垢が買えてしまう。(この青文字盤との比較だとステンレス対金無垢の価格差は約30万円)
ちなみにブルガリでも、ブレスレットモデルの金無垢とステンレスの価格差は約74万円。
金無垢モデルが高いというのは上記のように当たり前なことですが、ノーチラスの場合、特にステンレスモデルが人気ですから、ステンレスと金無垢の価格差が少ないという事情はあるかもしれません。
とはいえ、同じくステンレスモデルが人気かつコンビよりステンレスが高いというデイトナの場合でも、ステンレスと金無垢の価格差は約105万円。
ということで、ノーチラスの場合、異常なほどステンレスと金無垢の価格差が少なく、金無垢モデルがかなりお得な印象です。
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