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2016年12月25日更新

ロレックスGMTマスター16700A番、歴史あるモデルの最終年式が評価されていない

GMTマスター「1」の良さは、

  • オリジナルモデル
  • 1955年からの歴史
  • 文字盤に書かれた「GMT MASTER」という表記

とツボを刺激する要素が満載。

しかも最終モデルである16700のA番は、他の品番には無い仕様が満載で非常に希少性の高い存在です。

  • ルミノバ仕様の文字盤
  • 「SWISS」表記
  • ダブルロック仕様

という90年代における近代的な仕様を満たす16700はA番しかありません

しかも、「SWISS」という表記はエクスプローラ14270などその他モデルでもA番近辺にしか見られない希少な表記。

トリチウム表記「SWISS-T < 25」からルミノバ仕様になった際「SWISS」となったのですが、直後に「SWISS MADE」に変更され、そのまま今に至ります。

よって、「SWISS」表記は珍しいのです。

A番のGMTマスターの場合、その個体の多くが「SWISS」表記ですが、実は「SWISS MADE」も存在

他のモデルであれば「SWISS」が珍しいのですが、16700にとっては「SWISS MADE」表記のほうが珍しいのです。

いずれにしても、GMTマスターの最終モデルであるA番は希少性とツボ要素が多いのにもかかわらず、他の年式のGMTマスターGMTマスター2と相場が変わりません。

ということで、このGMTマスター2009年と比べて26万円以上も値上がりしているのですが、もしかしたらもっとすごいことになるのではないかと注目しています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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