腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

600万円割れといった状態、ヨットマスター2 116688

2025年3月9日更新
ロレックスのヨットマスター2116688について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年11月の安値と2025年3月の安値を比較し現在相場を考察。この4ヶ月での変動は16万8000円の値下がりだった。

ヨットマスター2 116688についての考察(2025年3月)

2022年3月に約611万円となってから、基本的には600万円以上という水準をキープしてきたヨットマスター2のYGモデル、116688

同じK18でも、WGの116689が400万円台(400-499万円)となっている中、この116688は600万円以上となっていたわけですから、両者の相場差は凄いときには200万円近くとなっていたこともあります。

ヨットマスター2は、2007年にロレックスオイスター系としては初といえるコンプリケーションモデルとして登場。

スポーツ系のフラッグシップを担うモデルとして出たわけですが、近頃の中古相場を見るとあまり元気な様子がありません。

そんな中、この116688だけは、長らく2022年春水準をキープするどころか上回る状態となっていたため、ヨットマスター2でもっとも「高い評価」となっていたといえます。

そんな116688ですが、現在の様子はなんと600万円割れといった状態となってしまっているのです。

ロレックス ヨットマスター2 116688(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年11月
の安値
2025年3月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
116688
中古 0年
4ヶ月
¥6,048,000 ¥5,880,000 -168,000 97.22%

116688の現在ボトム価格(ABランク以上)は588万円といった様子。

これは、前回お伝えした2024年11月に対して約40万円の下落です。

ちなみに、更に安価な個体が現在約530万円で売られていますが、そちらはBランクと記載があります。

ただ、この116688といった上級モデルの価格帯でBランクは珍しく、約530万円という個体が出てきているということも、「安くなった」と感じる要素となるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。