オイスタークォーツといえば、機械式とは異なる見た目を採用してるわけですが、実はそういった見た目でも「機械式ムーブメント」を搭載するモデルがあります。
それが、1976年に「オイスター50周年」を記念して出されたモデル。特に、オイスターパーペチュアルデイトの1530は有名な存在だといえます。
しかしながら、実はオイスター50周年記念モデルにはもう1つが存在、それがデイトジャストの1630であります。
実は筆者、「オイスター50周年イコール1530」と思っており、今回改めてこのあたりのモデルを再確認するまで、デイトジャスト1630の存在を認知していませんでした。
今年といえば、オイスタークォーツの見た目を彷彿とさせるランドドゥエラーが登場したわけですが、その先祖ともいって良いモデルが、この1630だといえます。
オイスター50周年記念モデルは、SSがオイスターパーペチュアルデイト、コンビがデイトジャストとして出されたわけですが、SSの場合、ベゼルがスムースであるため、ランドドゥエラーに近いのは、このデイトジャスト1630だといえます。
さて、オイスターパーペチュアルデイトの1530といえば、長年他のオイスターパーペチュアルデイトに対して、圧倒的高値といった水準となっており、2023年7月時点で260万円台という価格帯に達した経緯があります。
そのため、オイスター50周年記念モデルは、「以前から高値」という印象があるのですが、実はこのデイトジャスト1630については、少し前まで180万円台で購入可能。つまり、オイスターパーペチュアルデイトの1530よりもだいぶ安かったのです。
そんなデイトジャスト1630でありますが、今回ランドドゥエラーが登場したことによって、注目されるようになったためか、相場が一気に上昇。
現在水準は約279万円となっており、1530よりも高値となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト 1630 |
中古 | 3年 2ヶ月 |
¥1,042,800 | ¥2,798,000 | 1,755,200 | 268.32% |
今回、この1630は約175万円という値上がりとなっているわけですが、その一方でオイスターパーペチュアルデイトの1530は値下がりといった状況。
1530は2023年7月時点で約260万円に達していたのですが、現在では約214万円となっています。
1630が値上がりした一方で、1530は値下がりとなっているわけですが、1630が伸びた原因は、筆者のように「1630という50周年記念モデルがある」ということに気づいていなく、今回のランドドゥエラーをきっかけとして気付いた人が多い、ということもあるかもしれません。