PAM00000とロゴ無しのPAM00112には1つ分かりやすい違いが存在します。
それは、PAM00112が裏スケ仕様なのに対してPAM00000が通常裏蓋という点。
PAM00000の人気があまり無い理由はここにあるのではないかと思います。
というのも、裏スケ仕様のPAM00112に対して裏スケでないというPAM00000はなんだか廉価モデルのように見えるのです。
とはいえ、同じく裏スケではないルミノールベースのPAM00002はそんなに安くありません。
むしろ、PAM00112と比べて高いぐらいという相場。
では、なぜ同じく裏スケ仕様ではない黒文字盤のルミノールベースが一方は高くて一方は安いのでしょう。
それは、PAM00112が出たときにPAM00002が生産終了したからだと思います。
つまり、PAM00002の後継モデルがPAM00112であり、PAM00002はプレA時代から存在する由緒あるモデルでもあります。
ですから、通常裏蓋のPAM00002と裏スケ仕様のPAM00112のキャラクターはハッキリ違うと分かります。
それに対して、前途のようにPAM00112と併行して販売されたPAM00000は廉価版という印象になってしまったのです。
パネライは、OPロゴ時代の面影を残すために、あえてPAM00000を裏スケ仕様にしなかったのかもしれません。
しかしそれが、廉価モデルという印象を引き起こし、不人気要素となっているのだと思います。
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