ちょうど1年前において「過去最高値」といった状態に達していたシードゥエラーの126603。
これは、2019年にシードゥエラー初のコンビモデルとして登場したのですが、デビューから数年間は、特に目立った値動きはありませんでした。
多くの人気モデルが過去最高値大幅更新となった2022年春においても、この126603は「2019年のデビュー時に対して約31万円高」といった程度。
また、そこから特に下落するといったこともなく、2023年になっても「ほぼ変わらない」という状態が続いていたのです。
それが2023年の9月になると126603は上昇。その際は、220万円台⇒230万円台になるという変化をしました。
そしてその後も126603の上昇は続き、2024年7月には約255万円に到達。
この時点の250万円台という水準が、これまでの126603にとっての過去最高値だったといえます。
そんな126603でありますが、現在水準はどうなっているかというと、約232万円といった状態。
過去最高値更新となった1年前に対して、23万円ほど値下がりしている様子であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年7月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
シードゥエラー 126603 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥2,555,000 | ¥2,323,000 | -232,000 | 90.92% |
これまで記事でお伝えしたきた126603相場は以下の通り。
現在水準の約232万円は2023年9月に近いといえます。
126603は2023年9月から2024年7月にかけて20万円ほどの上昇となったわけですが、その上昇分が失われたといった状態だといえます。
こうしてみると、2024年7月の250万円台を除くと、2022年以降において126603は220万円台から230万円台といった水準で落ち着いているといえます。
また、現在水準の約232万円は、2019年のデビュー時水準と比較しても約39万円高にとどまっている状態。
「デビュー時」、「2022年春」といった大きな出来事があった場合でも、これまで126603はあまり目立った変化となっていないといえます。
ちなみに、同じコンビモデルのサブマリーナー、126613LNの現在水準は約245万円と、この126603よりも10万円ほど高値といった状態であります。
近頃、サブマリーナーよりもシードゥエラーのほうが安価という事例はSSでも起こっていますが、コンビモデルの事例を見てもそういった現象が起こっているといえます。