ロイヤルオークのクロノグラフを買おうと思った場合、現在、500万円といった予算が必要になるでしょう。
現行モデルの定価が539万円といった水準なのはもちろん、中古相場の最低ラインも500万円以上といった印象であります。
ちなみに、定価539万円の現行モデルの中古相場は600万円以上と、定価を上回る水準でもあります。
ただ、ロイヤルオークにはオフショアがあり、近頃の相場は、通常のロイヤルオークよりも安価といった傾向があります。
余談ですが、2000年代前半といった時期において、14790青文字盤といった3針ロイヤルオークの新品相場が50万円台だったのに対し、オフショアのラバーベルトモデル、25940SKなどは150万円以上といった水準でした。
ちなみに、その時期オフショアのブレスレットのクロノグラフは130万円台。ラバーベルトのほうが高かったのです。
それが今や、ラバーベルトのオフショアは300万円未満で購入可能である一方、14790の青文字盤は500万円以上となっています。
オフショアは、1993年にデビューした「よりアバンギャルドなロイヤルオーク」でありますが、2000年頃に出たラバーベルトモデルは、アバンギャルドの最高峰といった印象でした。
デビュー時から目立っていたラバーベルトモデルでありますが、近ごろの中古相場ではロイヤルオークシリーズの中で最も安価といった傾向があるのです。
けれども、そんなオフショアでもブレスレットタイプとなると話は別。
現在青文字盤ブレスレットのオフショアを購入しようと思ったら、通常のロイヤルオーク(オフショアでないロイヤルオーク)同様、500万円以上という相場になっているわけです。
しかしながら、そういったブレスレットのオフショアクロノグラフでも、現在300万円未満で購入可能となっているモデルが存在。
それがこの25721ST.OO.1000ST.08であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2025年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオークオフショア 25721ST.OO.1000ST.08 |
中古 | 3年 7ヶ月 |
¥3,718,000 | ¥2,946,830 | -771,170 | 79.26% |
25721STという型番は、まさに1993年にデビューした初代のオフショア。
この25721ST.OO.1000ST.08は、その黒文字盤モデルであります。
デビューした正確な時期を確認することはできませんでしたが、2000年頃に出た模様。
2002年頃の新品相場では、なんと青文字盤(130万円台)よりも高い相場となっており、ラバーベルトと同じく150万円台という新品相場でした。
つまり、この25721ST.OO.1000ST.08は、2000年代前半において、最も高値なロイヤルオークの1つだったといえるわけですが、それが今、最も安価なロイヤルオーク(機械式のメンズサイズにおいて)の1つといった状態なのです。
2000年代前半も今も、不思議とラバーベルトと同じ価格帯に位置する25721ST.OO.1000ST.08でありますが、「ブレスレットのロイヤルオーク」が好まれる今において、300万円未満で購入可能というのはお得感があると思います。