2024年7月時点で「過去最高値」となっていた216570の黒文字盤ですが、それから約1年が経過した今では、値下がりしている様子があります。

216570黒文字盤の現在ボトム価格(ABランク以上)は約124万円となっており、2024年7月水準に対して約10万円の下落といったところ。

下落の規模としては、「騒ぎ立てるほどでない」といったところでありますが、216570の場合、約10万円の値下がりによって、過去最高値から2021年4月水準よりも安価、といった状態になってしまうのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

216570は、2011年に登場したエクスプローラー2の4世代目モデルで、2010年登場のエクスプローラーの214270とともに、2021年に次モデルへと世代交代しました。

2021年3月の世代交代の際、216570、214270ともに急上昇といった値動きをしたのですが、いずれも数ヶ月後には下落した経緯があります。

ステンレスのロレックススポーツモデルといえば、2022年春に急上昇後に下落。現在相場は、2022年春よりは安いものの2021年4月といった時期と比べると高値、という傾向があります。

ただ、一部ラグスポなど激しい値下がりをしている場合、現在相場が2021年4月頃並となっている事例が存在。2021年4月並となっている場合、「結構な値下がり」という印象になります。

そのため、この216570のように、2021年4月水準を下回るといった状態の場合、「特に値下がりしている」という印象になるわけですが、216570の場合は事情が異なります。

先のように、216570は生産終了発覚後、2021年4月に急上昇。そして、その後は値下がり、値動きが停滞気味になったりと、2021年4月の後に、派手な変動をしていないわけです。

ですから、今回のように、約10万円の変化で「過去最高値状態だったのが2021年4月水準割れ」となってしまう、という特殊な事情があるのです。