かつてのタンクアメリカンは、K18もしくはプラチナモデルのみといった展開でしたが、2017年頃からはSSモデルも用意されるようになっています。
K18のみといった展開だった頃のモデルのメンズサイズは、機械式の3針モデルとクォーツのクロノグラフといった印象があるのですが、それとは別に機械式のクロノグラフも存在します。
クォーツのクロノグラフの場合、現在100万円前後といった水準ですが、機械式のクロノグラフとなると、その相場は全く異なります。
前回、機械式のクロノグラフであるW2609456をお伝えしたのは2022年10月ですが、その際は約161万円となっていました。
では、現在のW2609456水準はどうなっているかというと、その答えは約182万円。
2022年⇒2025年という期間でも、しっかり上昇している様子があります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年10月 の安値 |
2025年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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カルティエ
タンクアメリカン W2609456 |
中古 | 3年 0ヶ月 |
¥1,611,600 | ¥1,826,000 | 214,400 | 113.30% |
W2609456は、2017年11月において約127万円といった水準だったのですが、2022年10月になると約161万円に上昇。
その際は、4年11ヶ月という期間で約33万円の値上がりとなっていました。
それに対して今回は、2022年10月からのちょうど3年間で約21万円の値上がり。
派手な値上がりではないものの、W2609456は年々じわじわと高くなっているといえます。
なお、2017年頃において、クォーツのクロノグラフ(K18)は50万円台といった水準でしたが、同じ頃、このW2609456といった機械式クロノグラフは130万円前後といったところ。
2017年時点ではクォーツよりも機械式クロノグラフのほうが2倍以上高値となっていました。
それに対して現在では、クォーツが100万円程度である一方、機械式クロノグラフは約182万円。
W2609456はずっと上昇傾向となっているものの、クォーツに対する倍率は以前よりも狭まっているといえるため、値上がり状態ながら、2017年頃のような「すごく高い」という感覚は弱まっている気がします。