カラトラバの「96系」は、最も基本なパテックフィリップとして、多くの時計ファンから好まれる1本だといえます。
けれども、オーソドックスというキャラクターだけあって相場は長らく動かず。
2004年に登場した5196のK18モデルは、長年170万円前後という水準が続いていました。
しかし、2021年になると5196は急上昇。
5196J-001は、2020年6月時点で約161万円だったのが、2021年10月には約277万円に達したのです。
そして、2022年4月には約343万円にまで達し、それがこれまでの5196J-001における過去最高値でした。
さて、2022年春に過去最高値となった腕時計といえば、その後下落した事例が多いわけですが、カラトラバの5196J-001もそれらと同様に下落。
スポーツモデルと比べると弱い下落だったものの、2024年10月時点では約269万円と、2021年10月水準割れとなっていました。
そんな5196J-001ですが、現在水準は約305万円に回復。
5196J-001は、2023年2月頃から300万円割れといった状態だったといえるため、300万円以上となるのは2年10ヶ月ぶりだといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年10月 の安値 |
2025年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
カラトラバ 5196J-001 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥2,698,000 | ¥3,056,834 | 358,834 | 113.30% |
このところ、ノーチラスやアクアノートといったスポーツモデルが久々に目立った上昇となっているパテックフィリップですが、非・スポーツモデルである5196J-001も久々に上昇。
5196J-001は、2021年に上昇するようになって以降、スポーツモデルと同じような動き方をしていたといえるため、今回のようなタイミングで上昇傾向となったのだと思います。