デザインも内容も良いジャガールクルトのレベルソですが、どちらかというとマニアックな存在。
しかし、マニアックな存在でも立派に値上がり傾向なのがこのレベルソです。
レベルソといってもいくつか種類があり、そのラインナップが分かりづらいのが難点。
2針+スモセコモデルというくくりでも種類は多いのですが、一応分かりやすく分けることが可能で主に、
という3つが存在します。
レベルソクラシックは小ぶりなため、今の基準だとかなり小さく感じるモデル。
一般的な時計と遜色ないサイズがビッグレベルソとレベルソデュオであり、レベルソデュオが最も高い相場です。
レベルソデュオの魅力は、文字盤をひっくり返した裏側に存在するGMT文字盤。
ただしデュオのみプチコンモデルなので高いのは当然です。
とはいえこのデュオ、プチコンという魅力よりも大きな人気ポイントがあるのです。
それは、文字盤がデュオだとギョーシェ仕様になるという点。
このギョーシェ仕様が美しく格好良いため、“デュオ”機能を必要としなくても、ビッグレベルソではなくてデュオが良いという人もいます。
そんなわけか、今ではデュオの金無垢モデルは100万円以上が当たり前という相場まで上昇。
人気のデュオは金無垢モデルでもかつては50万円台で購入可能だったため、随分高くなったという印象です。
そんな中、金無垢モデルでありながら80万円台で買える個体を発見。
しかもこれ、ホワイトゴールドとピンクゴールドのコンビ仕様という凝った内容かつ250本の限定というモデルです。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年5月 の安値(ヤフオク) |
2017年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ジャガールクルト
250本限定 レベルソデュオ |
中古 | 4年 9ヶ月 |
¥550,000 | ¥880,000 | 330,000 | 160.00% |
レベルソデュオの金無垢仕様で最も人気かつ高いのはピンクゴールドのモデル。
イエローゴールドの個体は2012年頃に50万円台で売られていても珍しくありませんでしたが、ピンクゴールドは60万円台とちょっと高め。
ですから、その頃この250本限定モデルが55万円だったというのは、以前からピンクゴールドより低い評価ということになります。
よって、ピンクゴールドより安い今の価格は適正。
ただ、金無垢のデュオはイエローゴールドでもピンクゴールドでも現在100万円以上という印象ですから、88万円は少し安くも感じます。
しかしこのレベルソ、ケースはホワイトゴールドとピンクゴールドのコンビという凝ったものですが、表のドルフィン針+ピンク文字盤の印象は好みが分かれるところだと思います。
250本しか無い希少種かつ、今評価の高いレベルソデュオの金無垢仕様ですが、評価が難しいのがこのモデルでしょう。