最近3針の5711の青文字盤が300万円に近い相場となっているため、全体的に高いという印象のノーチラス。
そして、年次カレンダーといえば同じく高いという印象があり、特に小窓+ムーンフェイズの年次カレンダーモデルは400万円程度するいう印象です。
ですから、この高い要素同士の組み合わせというノーチラスの年次カレンダーの5726はなんだか500万円ぐらいしてもおかしくないと思いきや、意外にも約330万円という額で売られているのです。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2012春頃の安値(タイムトンネル) | 2017年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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パテックフィリップ
ノーチラス 5726A-001 |
中古 | 5 | ¥2,649,800 | ¥3,315,000 | 665,200 | 125.10% |
他のノーチラスと比較して、相対的に見た場合、年次カレンダーのノーチラスが約330万円というのは安く感じます。
また、時計相場が全体的に安かった2012年春頃と比べてもその価格は66万円程度。
確かに66万円もの値上がりというのは、とても優秀な値上がりですが、5711の160万円以上という値上がり額と比べると弱くも感じます。
ロレックスの場合でも、デイトナの金無垢モデルなど“キャラクターが濃い”最高級モデルは100万円前後の値上がりも珍しくありません。
ですから、年次カレンダーノーチラスの現在相場は案外安く感じるのです。
とはいえこの時計、金額が金額だけに気軽に買えるというわけでも無いでしょう。
しかし、数年後に他のノーチラスのような値上がりとなったら「買っておけば良かった」と後悔するでしょう。
ただ、この時計の場合、今後値上がりするか値下がりするかという見極めがかなり難しいと思います。
もっとも現実的な見方としては、今年次カレンダーの5396(後期文字盤)を検討している方がいるならば、天秤にかける価値があるということだと思います。
5396はホワイトゴールドですし、魅力的かつ人気のあるモデル。
このノーチラス5726はステンレスですが、ステンレスのパテックフィリップはとても評価が高く流通も少ないという事情も存在。
そして、なんといっても、この革ベルトのノーチラス、なかなかファッション性が高く、どのような服装にも合わせやすいと思うのです。
ということで、人気要素があるにもかかわらず、お買い得感があるノーチラスの年次カレンダーモデル、この予算でなにか欲しいと検討している方にオススメします。