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常に高い傾向、パネライルミノールクロノPAM00122

PAM00122PAM00072の差もまた文字盤デザインの差でしかありません。

このモデルが出たことによりPAM00072は製造中止になったかというとそうではなく、PAM00072は2002年まで製造。つまり、この2つは併売されていたのです。

PAM00072の三つ目を銀にしたデザインがPAM00122なのですが、見た目はPAM00052ととても似ています

というより、99年限定モデルであったPAM00052を2002年に復活させレギュラーモデル化させたのがPAM00122、という説明が分かりやすいでしょう。

実際、PAM00052との差は“文字盤ドット上に5から55秒までの値が追加された”という要素のみ。もう一つ、バックルが片側プッシュ式の新タイプになるのですが、それは年式による仕様違いという見方もできます。

そして、PAM00052は昨年夏頃65万円程度という相場だったため、PAM00122より30万円程度安かったということになります。

しかし、よく考えてみると限定モデルのPAM00052のほうが希少性は高いように思います。

そういう事情があるにもかかわらず、ここ何年もの間においてPAM00052よりもPAM00122が高いのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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