三雲ブランドに対する漠然としたイメージは、パテックフィリップのカラトラバのように、“シンプルな革ベルトの時計”というモノがありますが、オーデマピゲに関してはかなり昔からロイヤルオークの印象がかなり強い傾向です。
そんなオーデマピゲのらラインナップの中で、ロイヤルオーク以外の選択肢としてミレネリーは存在。
今でも現行モデルであり、先日当サイトの特集にも登場していただいたルー大柴さん愛用の時計でもあります。
ただ、ルーさん愛用のミレネリーは、これと似たような見た目でも現在の中古相場は140万円以上という水準。
つまり、ミレネリーという時計は三雲時計という存在にふさわしい価格を保った時計でもあるのです。
ではなぜ、140万円以上で売られる一方、30円台の個体も存在するのか。
それは、ミレネリーが一度イメージチェンジをしたからです。
96年に登場したミレネリーは、このモデルのようにシンプルな3針のステンレスモデルを主なラインナップとしていました。
しかし2000年代半ばに、ケースサイズを大きくし、以前より豪華なモデルとなったのです。
つまり、同じミレネリーという時計は年式によって豪華さが異なる。
ですから、両者の価格差の大きな差は新品時の価格に影響を受けたといえるでしょう。
ということでこのミレネリー、オーデマピゲという三雲ブランドの、ミレネリーという豪華なモデルを30万円台で楽しむことができる、というお買い得時計なのです。
確かに今のミレネリーとは別物と言われれば別物です。しかし、「別物」という前提があるにしても、今の豪華なモデルに影響され相場がもう少し高くなって良いのではと感じます。
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