2012年1月において、この時計と同じく約50万円という水準だったモデルはサブマリーナの16610LVです。
同じく「緑」という要素を備えるサブマリーナは、そこから今にかけて30万円近い値上がりとなっているのに対してミルガウスの値動きはほぼありません。
スポーツモデルでなく、文字盤ラインナップも多いというエアキングはこのミルガウスより値上がりしづらいように思えるのですがそれでも10万円以上値上がりしている傾向です。
ですから、2012年と比較して5万円程度しか値上がりしていないミルガウスは、もはや不思議な存在なのです。
とはいえ、2016年の冬頃より一時的に50万円台で売られるモノがなくなり最低価格が60万円台となったことはあります。
しかしここにきて、この個体のように約55万円のモノや約57万円のモノが出てきました。
2016年4月の相場も約55万円程度といったところなので、ここ1年で相場の変化はありません。
GMTマスター2やサブマリーナ、デイトナなど昨年と比べて値上がり状態のモデルが多々ある中、相対的に安めである116400GVの相場は変わらず変化がないのです。
もはやこの116400GV、何かと常識破りなモデルとして、強いキャラクターを発しているように思えます。
116400GVが次に起こす常識破りな現象として、急激な値上がりか、とんでもない値下がりということが考えられますが、急激な値上がりとなることを望みます。
もしもこの116400GVが急激な値上がりをしたならば「伝説」となるのは間違い無いでしょう。
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