このオフショア25940、興味深いのは2011年と比べて30万円近くも値下がりしているという点。
その頃と比較して、他のロイヤルオークは30万円以上の値上がり状態ですから、この金無垢モデルの状況は驚くに値します。
2011年と比べて値下がり状態な時計はありますが、三雲ブランドかつロイヤルオークの人気モデルであるオフショアが値下がり状態とはかなり意外です。
値下がり状態とはいえ現状は安いモノでも300万円以上するわけですから「安い」という感覚は全くありません。
しかし、過去の相場を見ると値下がりしているため、ある種のお買い得要素がこのモデルには秘められているのです。
特に2017年に出た新型デイトナ、ラバーベルトモデルの新品実勢価格が仮に300万円以上だった場合、このモデルを買う意義があるような気もします。
実際、ステンレスのクロノグラフ同士の相場ではロイヤルオークのほうが基本的にデイトナより高く、定価もロイヤルオークのほうが遥かに高いということもあるため、オフショアにお買い得感を感じるかもしれません。
とはいえ、初のラバーベルトモデルであるデイトナを出たばかりの時期に買うという贅沢は、それはそれで意義があるわけであり、同じ価格だからといってオフショアにお買い得感を見出すことは現実的でないかもしれません。
しかし数年後、ラバーベルトのデイトナに対して「新型」という認識がなくなり、珍しくないモデルとなった際、どちらの相場が高いのか興味深いところです。
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