この時計、2011年に30万円台で売られていたということがあるのですが、その相場は今見るとびっくりするほど安いと思う水準。
当然、そこから40万円以上値上がりしていますが、現在相場でもなんだか安いと感じてしまいます。
ロイヤルオークの文字盤は、腐食が発生する個体が多いのですが、この記事の個体も腐食が発生している状況。
そのため、腐食がないモデルより安めかもしれません。とはいえ、ケースは角がハッキリしたきれいな状態で、文字盤の腐食を考慮しても魅力的な個体に見えます。
ちなみに2011年の個体も角がハッキリとしたケースで、さらにそちらは腐食のない文字盤です。
ロイヤルオークの難しさは、傷がついたからといって研磨すると見た目の印象が変わってしまうという点。
そのため、他の時計よりもケースの研磨状況が重視される傾向です。
リファレンスの多さ、ケースの研磨など、相場を見極めるのが非常に難しいロイヤルオーク。
しかし、その人気傾向を単純化するならば、
- 初代モデル5402に似ている
- ケースの角がハッキリしている
ということになるでしょう。
そういう意味ではこの15000ST前期文字盤は人気要件を満たすということになり、もう少し高くても良いのではという気もします。
例えば、現在約350万円のノーチラス5711と約250万円のエクストラシンとの価格比率をベースに、ノーチラス3800とこの15000STを比べると、特に15000STの現在価格が安く感じます。
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