スポーツロレックスとして例外である要素が多いDブルーダイヤルは、その強烈なキャラクターとレア感によりとても人気の時計です。
しかし、そのキャラクターの強さ故に「流行りモノ」という印象もあるのが確か。
そのため、2016年9月時点で24万円もの値下がりをしたというのは人気に陰りが見えたのかと感じる人もいたかもしれません。
ただ、そこから10万円以上値上がりしたというのは、まだまだこの時計の人気が強いということ。
そして、凄いのは短期で10万円の値上がりという点です。
こういう値上がりを体験できるのは、人気モデルならではの現象。
これだけ目立つモデルだからこそ、24万円の値下がりもすれば10万円の値上がりもするのです。
ですから、昨年9月に買っておいたならば、短期間で10万円の値上がりとなった凄い1本。
今後この時計の相場がどのような状況へ変化するかを当てることは出来ませんが、現在の相場は2015年の水準まで復活しているわけではありません。
また、万が一生産終了となれば、いかにも高くなりそうなDブルーダイヤルというキャラクター。
近年スポーツロレックスはGMTマスターでもサブマリーナでも、黒青ベゼルや緑ベゼルが人気なように、「色」があることが人気な傾向です。
そして、シードゥエラーはスポーツロレックスとして唯一のグラデーションダイヤル+緑文字表記というレアな「色」要素が含まれています。
筆者個人的な見解としてこのシードゥエラーについて、ベゼルで色表現のGMTマスター、ガラスで色表現のミルガウスなど他のモデルに対して、Dブルーダイヤルという独自の色表現は高級感と独自性ともに、他のモデルと差別化ができており良い立ち位置。そのため、早期の生産終了はないと判断します。もしも、Dブルーダイヤルが不人気モデルだったならば、生産終了となってもおかしくないでしょうが、これだけ人気がある状態での廃盤は例がないと思います。
|