腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

ロレックス人気モデルの変化(2000年と2007年)

2000年と2007年との間では重要な出来事が起こっており、それは世界的な時計ブームという現象です。

日本はロレックスブームが99年頃から本格的に始まったため、かなり早い段階で高級腕時計の人気が高まりましたが、世界的には2005年頃という印象。

そして2005年頃において、数多くの時計が値上がりしたのです。

特に値上がりしたのはパテックフィリップで、それ以前と比べて全体的に30万円以上高くなった印象でした。

そのため、2000年と比較して2007年の相場は全体的に高くなっています。

デイトナ116520黒文字盤のみ値下がりしていますが、それはデビューしたのが2000年であり、2000年当時の相場は“出ばかりで高かった”という事情があるため。

しかし、全体的に腕時計が高かった2007年の翌年、リーマンショックが発生し、特に中古はは2000年以前より安い水準まで下落。

とはいえ現在では、相場は復活し2007年以上の高値となっています。

2005年において、既に割高という印象だったパテックフィリップはそこからさらに100万円以上の値上がりというのも珍しくないですし、ロレックスの多くのモデルも2007年の新品実勢価格より現在の中古相場のほうが高いという状況。

そして、そこから現在の中古価格を見てみるとこのような結果となります。

2017年の中古最安値(腕時計投資.com)

デイトナ(黒) 116520 ⇒現在価格を見る
ミルガウス 116400 ⇒現在価格を見る
ロレジウム 16622 ⇒現在価格を見る
GMTマスター2 16710 ⇒現在価格を見る
サブマリーナデイト 16610 ⇒現在価格を見る
エクスプローラ2 16570 ⇒現在価格を見る
サブマリーナノンデイト 14060/14060M ⇒現在価格を見る
エクスプローラ 14270/114270 ⇒現在価格を見る

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -