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約1年で30万円近い値上りとなった、ロレックスヨットマスター16628

現在、革ベルトのデイトナにおいて、確認できる最も安い個体は、16518148万円

そして、それとこのヨットマスター16628を比較した場合、約24万円程度ヨットマスターが高いという事になり、かつての価格差と一致するのです。

とはいえ、それは価格を考慮した場合であって、比率で考えると148万円の16518に対して16628は181万円程度(90:110=148:x x=181)が適正となり、まだまだ安いといえるかもしれません。

しかし、他の金無垢スポーツロレックスの相場を考慮した場合、どちらかといえば不人気傾向にあるヨットマスターの場合、現在の価格ほどが適正だと判断することもできます。

1年ほど前と比べると、既に30万円程度値上がりしたため、値上り期待値は昨年と比べると下がりましたが、金無垢スポーツロレックスの選択肢としては、依然としてお買い得な立ち位置に存在するといってよいでしょう。

かつて、スポーツロレックスで最も高級な存在として高嶺の花だったヨットマスター

実際、ヨットマスター2が出るまでデイトナと同じように、スポーツロレックスの上位モデルとして存在していました。

それが、今となっては、金無垢モデルとしてはもっともお買い得な存在となっているのは、興味深い点だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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