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高級志向のルミノールGMTは値下がり傾向、オフィチーネパネライPAM00161

ルミノールGMTといえば、現在でも現行モデルであるPAM00088の印象が強いですが、このPAM00161はその高級版という印象です。

デビューした時期は2003年であるため、PAM00088より2年遅いのですが、この“2年”というのがこのPAM00161にとってとても重要で、高い腕時計という印象を形成する理由の1つでもあります。

このPAM00161というモデル、新品実勢価格は90万円という時期もあり、2009年のようにパネライが全体的に安かった時期でも約70万円という新品実勢価格です。

同じ時期において、PAM00088は20万円程度安かったため、ブレスレット代=20万円とも捉えることができるのですが、その差額以上にPAM00161は高級モデルという印象が強いモデルなのです。

実はPAM00088には、新品実勢価格が約30万円という時期が存在。

特にパネライがブームになり始めた2001年頃は、革ベルトの40mmより安かったのです。

その頃、44mmより40mmのほうが高い相場だったのですが、人気も40mmのほうが高いという傾向でした。

高い順に40mmブレスレット>40mm革ベルト>44mmとなり、最も高いルミノール=ブレスレットモデルという印象になったのです。

また、パワーリザーブはもともと40mmでの設定がなく、ブレスレットモデルもありませんでしたが、2002年に40mmブレスレットモデルにパワーリザーブが投入されたのです。

その際登場したPAM00126はかなり高級な人気モデルとして認識されます。

そして、その翌年2003年にそれを44mmにしたパワーリザーブが投入され、より高級という認識になったのです。

その際同時に登場したのがこのGMTの44mmブレスレットモデル。

GMTとパワーリザーブは似たような価格帯となるため、このGMTも「高級なパネライ」ということで、かなりの高値の存在となったのです。

ですから、PAM00088とは異なり、デビューした時より高めのモデルというキャラクターであり、常に高い価格帯に位置しているのです。

しかし最近の相場は、パネライやロレックスが全体的に安かった2011年より安くなるという傾向です。

オフィチーネパネライ ルミノール 44mm PAM00161¥577,980〜¥880,000(2024年4月19日現在)
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オフィチーネパネライルミノールGMTPAM00161の価格比較

時計名 状態 2011年8月の安値(ヤフオク) 期間 2017年7月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
オフィチーネパネライ
ルミノールGMT
PAM00161
中古 ¥606,900 5年
11ヶ月
¥568,000 -38,900 93.59%
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