ホワイトゴールドといえば、かつて注目度の高い高級要素でした。特に人気が高かったのは2000年代で、その時期においてイエローゴールドモデルより価格帯が高いというのが当たり前でした。
ステンレスモデルは今も昔も人気がありますが、2000年代において「金色」という色への抵抗は今より強く、YGの人気は低い傾向がありました。ただ、「豪華なモデル」というモノに対しての憧れや一定の需要は存在。WGは“ステンレスと同じ色だけど金”というように、当時のトレンドに沿った高級要素だったのです。
しかし最近、ホワイトゴールドモデルはかつて人気が高かったということを感じさせないぐらい相対的に安値な傾向があります。例えば、2012年頃と比べて値上がりしていたとしても、値上がり額がYGと比べて低いということもあります。また、かつてYGより高かったWGモデルが、今ではYGより安いということも目立ちます。
では、かつて高く評価されていたWGが、なぜ最近相対的に高くない傾向となっているのでしょうか。
その理由として考えられるのは、ローズゴールドモデルの増加が考えられます。
2000年代中盤頃からローズゴールドを採用するモデルが増えた傾向がありますが、ローズゴールドはそれまで人気の無かったYGのように不人気ということにはならず、むしろ「金色」という要素へのネガティブイメージを払拭することに成功したように感じます。その結果、同じ「金色」であるYGもかつてのような不人気状態ではなくなったのだと推測できます。
また、2010年代からロレックスではデイトナにプラチナモデルを設定したため、特にデイトナにおけるWGモデルのキャラクターは弱まった印象になります。ただ、デイトナに限らずサブマリーナなどでもWGモデルがYGに対してかつて程高値でなくなっているため、プラチナモデルの有無に限らずWGは相対的に安いといえます。
ただ、デイトナにおいてプラチナモデルという存在は大きく、ローズゴールドとプラチナという2010年前後に登場した新作のダブルパンチによって、WGモデルが不人気傾向となっていることは否めないといえるでしょう。
さて、そんなWGのデイトナですが、唯一例外的に2017年頃から値上がり傾向なモデルがあります。
そのモデルこそメテオライト文字盤という存在です。メテオライト、すなわち隕石文字盤というレアアイテムを持つのはデイトナの中ではWGモデルだけ。
つまり、濃いキャラクター性を持つ唯一無二の存在だからこそ評価されており、その評価は2018年においても高くなっている傾向です。
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ロレックスデイトナメテオライト文字盤116509の価格比較
時計名 | 状態 | 2017年6月の安値(楽天) | 期間 | 2018年4月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス デイトナ メテオライト文字盤 116509 |
中古 | ¥3,039,600 | 0年 10ヶ月 |
¥3,583,900 | 544,300 | 117.91% |