近頃、目立って値動きしている現行世代の人気スポーツロレックス。
中でも、最も目立っているモデルといえば、カラーベゼルの2モデルという印象がありますが、白文字盤のデイトナもそれらに負けない値動きとなっていることは、以前の記事で指摘したとおりです。
では、116500LNの黒文字盤はどうかというと、こちらもなかなか派手な値動き状態だといえます。
デイトナのステンレスモデルといえば、黒文字盤と白文字盤があり、長らく人気かつ相場が高いのは「黒」という傾向がありました。
けれども、116500LNからは白文字盤が人気という傾向に転じ、現在でも、白文字盤のほうが黒文字盤よりも20万円程度高い傾向があるようです。
そういったことから、116500LNの黒文字盤は、白文字盤の影に隠れるという印象があるようにも思われるわけですが、その実勢価格や値動きを見る限り、こちらもかなりな人気モデルだといえます。
この黒文字盤は、たった1ヶ月前の水準では、約246万円という水準だったのが、2019年6月現在では約266万円に変化。
つまり、1ヶ月という短期間で、20万円ほどの値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年5月 の安値(楽天) |
2019年6月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116500LN |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥2,462,400 | ¥2,667,600 | 205,200 | 108.33% |
1ヶ月で20万円という値上がりは、2016年12月頃から2017年8月頃までにかけて、デイトナ16520に見られた動きと似ているといえますが、そういった傾向は当時の16520に対して「驚き」と感じたほどのインパクトがありました。
しかし、今では116500LNという現行モデル、さらにその黒文字盤がそのような値動きをさらっと実現してしまっているのです。
かつての常識では、ロレックスの人気モデルは、デビュー直後が最も高いという傾向がありましたが、この116500LNは、デビューした2016年が最も安く、年々値上がり傾向となっています。
そういったことは、以前からお伝えしており、ある意味筆者としても慣れているはずであるものの、「黒文字盤が1ヶ月で20万円の値上がり」ということに、やはり驚いています。
かつて「すごい」と思ったことや、「常識を覆した」と感じたことが、その後さらにすごい出来事によって塗り替えれるということはありますが、この黒文字盤の現在の動きは、まさにそういった現象だといえるでしょう。
ちなみに、2018年6月におけるこの116500LN黒文字盤の水準はどうだったかというと、約223万円でした。
2019年6月現在は、約266万円となっているため、この1年という期間では約43万円の上昇となっています。
そういった意味では、やはり2019年5月から6月にかけての「1ヶ月で20万円」という値動きのインパクトはかなり大きいといえます。