97年にアクアノートがデビューした際、ブレスレットもラージもありませんでしたが、デビューした翌年に、そういった人気要素を備えて登場したのが5065/1Aであるわけです。
しかし、この5065/1Aが現行だった2000年代前半までの時代において、「ラージ」という点に対する評価はほぼなく、「むしろミディアムのほうがバランスが良い」という声が多数派ということがあったぐらいだったのです。
実際、当時の相場では、5066/1Aと5065/1Aの価格差はほぼありません。
しかし、今の時代、ラージとミディアムが同価格というのは珍しく、大きいほうが高いというのが半ば常識だといえるでしょう。
そういった意味では、2000年代前半においてラージとミディアムが同価格だったのは理解できますが、すでに10年ほど前の段階で、ミディアムとラージの価格差が大きいという状況となっていても不思議ではなかったといえます。
けれども、ラージとミディアムとの間に大きな差が生じたのは、実は今年2019年になってからのこと。もちろん、2019年以前でも、ラージのほうが高い価格帯だったものの、その価格差は10万円程度といっても過言ではなく、50万円ほどの価格差があったかといえば、なかったといえる様子だと感じます。
それが2019年になると、このラージの5065/1Aが300万円台という価格帯に変化一方で、ミディアムの5066/1Aは相変わらず200万円台といった様子だったため、両者の差は100万円以上といった具合に広がったのです。
5065/1Aが最初の「ずいぶん高くなった」と感じたのは、2019年5月のことですが、その際348万円という水準に到達。そして、8月には約446万円となり、400万円台という水準に達しました。
しかし、そんな5065/1Aは今、8月と比べて随分値下がりしている様子となっています。
2018年8月の段階で約446万円だったのが、12月現在では368万円。実に4ヶ月で78万円ほどの下落となっているのです。
パテックフィリップアクアノート5065/1Aの価格比較
時計名 | 状態 | 2019年8月の安値(ヤフーショッピング) | 期間 | 2019年12月の安値(ヤフーショッピング) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ アクアノート 5065/1A |
中古 | ¥4,467,600 | 0年 4ヶ月 |
¥3,680,000 | -787,600 | 82.37% |