サントスガルベというと80年代に製造されたモデルが多いという印象があり、2004年に近代的なイメージの『サントス100』が登場したことから、2000年代以降は生産されていない印象のモデル。しかもこれ、カルティエの公式ホームページにも記載がなくその印象をより強くさせています。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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カルティエ
サントスガルベ W20098D6 |
中古 | 3年 7ヶ月 |
¥275,000 | ¥365,040 | 90,040 | 132.74% |
しかし上記の時計、日本の正規店が発行した保証書には「2012年7月」と書かれています。
そう、この時計、実は2010年代でも現行モデルなのです。
ちなみに、サントスガルベというと10万円台前半でも男性用LMサイズが売られていますが、そちらはクオーツムーブメント搭載。その中でも80年代製造モデルと90年代製造モデルではブレスレットやバックルの形状が異なるなどの差があったりします。
そして、20万円台前半なのが男性用LMサイズの自動巻モデル。クオーツが10万円台前半なのに対してプラス10万円と、クオーツか機械式かの差が大きいのがサントスガルベ。
そして30万円台という相場なのがこのXLサイズ。同じ男性用でもLMサイズより大きく、より近代的な印象があります。おそらくこのXLは2000年代にデビューしたと思われるため、サントスガルベの中でもっとも近代的な存在です。
なお定価78万3000円とのこと。2012年にこの時計をこの値段で買ってしまっていたら、40万円以上のマイナスとなってしまったことでしょう。
けれども2013年に中古を買っていれば約9万円の値上がりなのです。
ただし、このサントスガルベは相場が安定しない印象の時計なので、確実に利益を出して売るには若干のテクニックを必要としそうです。
なおXLサイズのサントスガルベはとデイトの位置が4:30なので、その他のサントスガルベとの見分けがつきます。
サントスガルベは見た目が似ていても上記のように10万円台前半から30万円台まで相場の幅が大きいため、LMなのかXLなのかを間違わないように注意する必要があります。