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2017年9月18日更新

評価されているダイヤ文字盤、ロレックスデイトナ16523G

2016年11月頃におけるエルプリ搭載のデイトナ相場は、16520でも120万円程度という水準でした。

その頃の16520を基準とすると、

  • 16523G16520より5万円程度安
  • 1652316520より20万円程度安
  • 11652016520より10万円程度安
  • となっていたのです。

    ですから16520と同じような価格で、

  • ダイヤ付きモデル
  • 116520
  • があったため、多少なりとも迷う可能性があったといえるでしょう。

    しかし今となっては16520は2016年11月頃より70万円以上値上がりしています。

    そのため現在の16520を基準とすると、

  • 16523G16520より60万円程度安
  • 1652316520より85万円程度安
  • 11652016520より55万円程度安
  • というように、かなり価格差が開いた状況です。

    とはいえ、16523G116520も1年経たないうちに10万円以上高くなっているため、かなり優秀なモデルなのです。

    そして、興味深いのは16523Gが10万円以上高くなったという点。

    16523も値上がり傾向ですが、16523Gはより値上がりしているのです。

    ちなみに、今回比較しているのは黒文字盤の16523Gであり、シャンパン文字盤の16523Gは現在もう少し安い相場。とはいえ、シャンパン文字盤の価格を見ても値上がりしているのはもちろん、同じ文字盤同士で比較して10万円以上値上がりしているため、いずれにしても立派な値上がり状態だといえるでしょう。

    コンビのデイトナという存在は、90年代後半から約20年という期間に渡りステンレスより安い相場が当たり前という不名誉な存在。

    忘れがちですが、本来ステンレスよりコンビの方が高級であり、ダイヤ付き文字盤はもっと高級なのです。

    これは、パテックフィリップノーチラスでも同じ現象となっており、ノーチラスも現在コンビモデルよりステンレスが高い相場です。

    しかし、ノーチラスデイトナが異なるのは、ダイヤ文字盤がきちんと評価されているという点。

    ノーチラスの場合、ダイヤ文字盤も通常文字盤もコンビモデルでは同じような相場ですが、デイトナの場合は16523より16523Gのほうが20万円以上高いのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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