2004年以前のカルティエ主なラインナップ(ステンレス製)は、
・ヴァンテアンオートスカフ&クロノスカフ
・パシャC
・タンクフランセーズ
という感じでした。
パシャCとタンクフランセーズは96年頃デビュー、ヴァンテアンスカフ系は2000年にデビュー。
各主要ラインナップが“近代化”されていたのにもかかわらず、「サントス」だけは80年代の香りがして「カルチェ」と呼びたくなる時計でした。
そこで、「サントス100」としてリニューアルしたのがコレ。
100週年記念にちなんで100、というブランディングは「サントス」というを復活させたかったからでしょう。
それは同時にカルティエ自体が「サントス」という名前のイメージが良くない状況にあったということを認めていたということです。
このサントス100はある程度の成功をし、時計ファンの間で「欲しい1本」の1つとして認識されていたと思います。
その後サントス100のノリでパシャ38mmもパネライノウハウ詰め込んでリニューアルするのですが、そちらはサントスほどうまく行かなかった模様。
ファッションアイテムとしても人気のあるサントス100、時計相場が高くなり始めた2013年1月から約10万円の値上がり。
サントスが投資対象、と言われると「?」という方は多いでしょうが、サントス100はきちんと値上がりしている時計なのです。
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